●つり人社の『ザ・ヒストリー・オブ・ルアーフィッシング 〜ルアー&リール 進化の軌跡』。
国内外で広く親しまれている疑似餌釣り=ルアーフィッシング。
その起源や発展の歴史を、リールとルアーの登場・進化の過程に軸足を置きながら当時の文献・雑誌記事を掘り起こし解説を試みた本邦初の書。
新しいスタイルのリールは、登場する度にルアーの小型化・軽量化を可能にし、ルアーフィッシングの発展に大きく貢献してきた。
英国で古くから発達した片軸受けリールは20世紀に入ると米国式の両軸受けリールに駆逐される運命をたどるが、第二次世界大戦後は逆に英国発祥のスピニングリールが米国へ輸入され未曾有の大流行を巻き起こしていく…。
また一方、新勢力の台頭が旧勢力から反発を買うのは世の習いで、中世より西洋釣魚界に君臨するライフィッシング愛好家は、自分たちの聖域に土足で踏み込む兄弟を軽蔑し、公然と敵視した。
歴代の釣り人たちが遺したそれぞれの主張を織り交ぜながら、英国・米国のリール史と時代を彩ったルアー、それらに熱中し時には翻弄されていく当時の釣り人模様までを、著者が時の彼方から召喚し、鮮やかに浮かび上がらせる。
全ルアー・フライアングラー必読の書。
つり人社 : ザ・ヒストリー・オブ・ルアーフィッシング〜ルアー&リール 進化の軌跡
□サイズ : A5判
□ページ : 410ページ
□出版年度: 2023
販売価格 | 3,500円(税込3,850円) |
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